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2025/03/18

研修実施報告

二葉学園での里親リクルート研修実践編の実施

1月21日、23日、24日の3日間、多摩児童相談所フォスタリング機関二葉学園様よりご依頼をいただき、里親リクルート研修 実践編を実施しました。フォスタリング機関の職員の他、児童養護施設・児童相談所・市役所の職員にもお声掛けいただき、1日目19名、2日目17名、3日目15名の方に受講していただきました。当機構からはスタッフ5名での実施となりました。また、1月23日には、こども家庭庁支援局家庭福祉課の後藤課長補佐が見学に来てくださいました。

里親リクルート研修 実践編では、プログラムの要であるデザイン思考の中の「中間指標」と呼ぶツールを使い、自治体の世帯数、ホームページのユニークアクセス数、相談・問い合わせ数、インテーク面接数、といった新規里親登録数に至るまでの数値により里親リクルート事業の分析を行います。それを潜在里親の目線になりながら、自治体の施策を見直し、優先順位をつけ、新たな施策の詳細設計を行っていきます。 3日間の研修の中で、ワークを行う時間は365分あります。受講者それぞれがアイデアを出し、グループで話し合うことを通じて、地域の実状に合わせた施策を考え・実施し、それを定期的に振り返り、改善する仕組みの構築につなげられる研修プログラムとなっています。
今回の研修では、受講者それぞれが主体的に研修に参加され、各グループで熱心なディスカッションが行われました。3日間の研修の集大成でもあるグループ毎に考えた施策の発表では、潜在里親の目線に立った施策を熱く語っていただくことができました。研修1日毎に実施したアンケートでも多くの受講者が満足されたことが感じられる内容となっていました。また、今後の研修プログラム改善のためのご意見もいただきました。 多摩児童相談所フォスタリング機関二葉学園様、受講いただきありがとうございました。

引き続き、より多くの方々に里親リクルート研修を受講していただけるよう、里親リクルート研修事業の活動を続けていきたいと思います。

文責 津田 克己