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2025/01/08

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NPO法人家庭養育支援機構主催 企業セミナー「親と離れて暮らす子どもを支える「里親」が足りない ~企業の協力の必要性」

「親と離れて暮らす子どもを支える「里親」が足りない ~企業の協力の必要性」をテーマに、NPO法人家庭養育支援機構主催の企業セミナーを開催します。

お申し込みはこちらhttps://familychildcare.peatix.com/vie

日本には、様々な事情で親と離れて暮らす子どもが約4万人います。そのような子どもたちに温かい家庭的環境を提供する「里親」が不足しています。親と離れて暮らす事情は親の病気、家出、離婚など様々ですが、現在、里親に委託されている子どものうち約5割が親からの虐待を経験していると報告されています。

里親を増やすためには、行政や福祉業界だけではなく、企業の協力が不可欠です。里親として登録されている方々のうち7割は実際に子どもを預かることができておらず、その主要因の1つが仕事との両立の難しさです。

そのような中、社員やお客様向けに里親制度の広報をしたり、里親活動と両立しやすい職場づくりに取り組んでいる企業も現れてきています。

本セミナーでは、なぜ里親が必要なのか、そのために企業として何ができるのかを、里親・里子経験者の声も交えながらご紹介します。
日時:2025年2月19日(水)15:00-16:00(14:50開場)
場所:Zoom(参加申込後にお伝えいたします)
主催:NPO法人家庭養育支援機構
後援:こども家庭庁
助成・協力:日本財団
協力:経団連(申請中)
参加費:無料
参加対象:子どもの福祉にご関心のある企業ご担当者様、企業との連携にご関心のある児童福祉関係者様
申込期間:2024年12月20日(金)〜2025年2月18日(火)
留意事項:個人情報が含まれるので録音・録画・撮影はお控えください。HP、SNS等への掲載も固くお断りいたします。

内容:
1)なぜ社会に里親が必要か
  上鹿渡和宏(家庭養育支援機構理事長、早稲田大学教授、早稲田大学社会的養育研究所所長)

2)里親家庭での経験
  荒川美沙貴(里親養育経験者、社会的養護経験者向け情報ウェブサイトIris編集長)

3)仕事と里親との両立の経験
  坂本純子(里親実践者、老舗総合出版社勤務)

4)企業での里親支援の事例紹介
  先進企業(登壇交渉中)

5)共働き家庭里親等支援モデル事業の説明
  子ども家庭庁

6)ネクストステップ、家庭養育支援機構からのご案内
  上鹿渡和宏

司会:橋本達昌(家庭養育支援機構副理事長、社会的養育総合支援センター一陽 統括所長)

登壇者:

上鹿渡和宏:総合病院、精神科病院、児童相談所、大学(医学部・社会福祉学部)等での勤務を経て早稲田大学人間科学学術院教授、同社会的養育研究所所長。児童精神科医、博士(福祉社会学)。施設の多機能化や英国里親研修の日本導入、フォスタリング機関や都道府県社会的養育推進計画の実践展開等に携わる。2023年度より国のこども家庭審議会、社会的養育・家庭支援部会、虐待防止対策部会の委員を務める。


荒川美沙貴:里親家庭を巣立ったあと、乳児院、児童養護施設、退所後支援の事業所でケアワーカー、心理療法担当職員として働く。2020年より『社会的養護経験者向け情報ウェブサイトIris』編集長、2024年より早稲田大学社会的養育研究所の研究助手として勤務。また「社会的養護経験を有する社会的養護職員研究会」を共同代表として立ち上げる。臨床心理士・公認心理師。


坂本純子:東京都の養育家庭で10年以上、里親として子どもと暮らす。老舗総合出版社で、書籍の編集にたずさわり、単行本編集部編集長、新書編集部編集長などを歴任。