2024年8月21日に長野県にて、リクルート研修の基礎編を実施したいました。また、研修の前に、長野県知事を訪問し、研修や自治体への取組をサポートするための様々なアドバイスをいただきました。

長野県の参加者は、民間の里親支援センター職員、施設の里親専門支援員等フォスタリング関係者や、児童相談所、長野県庁の方、総勢で23名の方に参加していただきました。全体を4つのグループに分け、各グループにファシリテーターがついてテーマに沿って検討をしていただきました。

マッキンゼーが作成していただいたリクルート研修は、ユーザー目線、ここでは潜在里親さんの目線に立つデザイン思考を採用しています。デザイン思考の代表的な、３つのツールを紹介し、そのうちペルソナ、と共感マップを実際に使ってリクルート活動について見直し、検討し、効果的な計画を立てていきました。参加者の皆さんは楽しみながらも集中して取り組んでおられました。３つのうちのもう1つのツールはリクルート研修の実践編で導入される中間指標ですが、この３つのツールついてご関心のある方は、ぜひ説明会や研修を受けていただきたいと思います。

最後は、参加者の皆さんで出した施策の中から、最も有効だと思われるものについて、潜在里親の目線で施策を練り、そして各グループで発表していただきました。それぞれのグループの発表を参加者の皆さん真剣に聞いており、発表が終わった後はたくさんの拍手が起こりました。アンケートの結果も非常に高評価を得ることができ、反省すべき点はいくつもありますが、ひとまず無事に初めてのリクルート研修基礎編が終わり、参加者の皆様にお役に立てたようで我々も安堵しております。

またこの研修を受けてリクルート研修の実践編もご検討していただけるという嬉しいお返事をいただきました。今後も、参加者の皆さんにお役に立てるよう研修をより良くしながら実施していきたいと思っています。

文責：上村　宏樹