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QPIについて
QPI(クオリティ・ペアレンティング・イニシアティブ)はアメリカのユース・ロー・センターが実施しているプロジェクトで、すべての子どもたちが安心で安全で愛情にあふれた家族のもとで生活するべきであるという考えを基本理念として、質の高い里親養育の実現に取り組むものです。


家庭での養育の大切さ
QPIでは、子どもたちは家族と一緒にいる必要があり、特に幼い子どもたちは愛情深い家庭環境がなければ、健全に成長・発達することができないと考えています。子どもたちの健全な成長には、一貫した大人によるケアが不可欠です。
血縁上の親(実親)が安全な家庭を提供することができない場合には、子どもは愛情深い里親家庭で生活できるようにする必要があります。特に赤ちゃんや幼い子どもについては、アタッチメントや脳の発達の研究から、職員が交代する集団養育の施設ではなく、特定の大人が愛情をもって育てる家庭での養育の方が望ましいことが、明らかになっています。
QPIでは、社会的養護を経験した子どもや若者、里親や実親の声を重視し、何を変えるべきかを考えていきます。実際に何が問題なのかを一番把握しているのは、当事者だからです。
もし、自分の子どもが社会的養護の制度のもとで生活することになったら、どのような環境で育ってほしいと思いますか。すべての子どもたちが、愛してくれる家族と暮らすためにはどのように制度を改革したらよいのでしょうか。QPIはこの問いに答えるために、社会的養護の改革を目指す運動です。
血縁上の親(実親)が安全な家庭を提供することができない場合には、子どもは愛情深い里親家庭で生活できるようにする必要があります。特に赤ちゃんや幼い子どもについては、アタッチメントや脳の発達の研究から、職員が交代する集団養育の施設ではなく、特定の大人が愛情をもって育てる家庭での養育の方が望ましいことが、明らかになっています。
QPIでは、社会的養護を経験した子どもや若者、里親や実親の声を重視し、何を変えるべきかを考えていきます。実際に何が問題なのかを一番把握しているのは、当事者だからです。
もし、自分の子どもが社会的養護の制度のもとで生活することになったら、どのような環境で育ってほしいと思いますか。すべての子どもたちが、愛してくれる家族と暮らすためにはどのように制度を改革したらよいのでしょうか。QPIはこの問いに答えるために、社会的養護の改革を目指す運動です。
QPIの里親制度についての考え方
1. 里親は尊重されるパートナーであり、子どもにかかわる専門家チームの一員としてみなされるべきである。
里親を専門家としてではなく、子どものベッドを提供するだけの素人として見ていたり、ベビーシッターであるかのように扱ったりする人がいます。ですが、日々子ども達と生活する里親は、子どもについて最もよく知っている存在であり、専門家でもあります。
2.里親は子どもを自分自身の子どものように扱うべきである。また自治体は、里子が他の子ども達と同じ活動(外泊等を含む)ができるように支援する。
里親は、実子と同じように里子と休暇を過ごし、学校での面談に参加し、医者に連れていくべきです。また、里子が旅行したり、里親の両親や友達の家にお泊りしたりすることが普通の子ども達と同じように許されるべきです。そうでないと、子どもは疎外されている思ったり、自分が悪い子だから、または里親は自分が好きでないから許されないのだと感じたりしてしまいます。
3.里親は、実親と協働し、子どもが実親家庭に戻れるように実親を支援する。子どもと実親との面会交流に、必要に応じて同席する。子どもが実親家庭に帰らない場合でも、子どもと実親が健康な関係を維持することができるように支援する。
里親と実親が完全に分断されていることにより、子どもの忠誠心が離婚した親と親の間で引き裂かれてしまうようなことがあります。子どもが実親を裏切るように感じず、里親への愛情も持てるようにするべきです。里親と実親の関係が協力的であれば、子どもが実家に帰るときに、里親が実親を支援することができるし、子どもが実家に帰った後も交流を続けやすくなります。
アメリカのQPIのサイトでは、子どもが里親家庭に委託されるときは、ソーシャルワーカーと里親がすぐに実親に連絡します。いくつかの州では、これは法律で定められています。このやりとりは、実親と児童相談所の近況関係を減少させることにも、非常に効果があります。
アメリカのQPIのサイトでは、子どもが里親家庭に委託されるときは、ソーシャルワーカーと里親がすぐに実親に連絡します。いくつかの州では、これは法律で定められています。このやりとりは、実親と児童相談所の近況関係を減少させることにも、非常に効果があります。
4. 里親、児童相談所、里親支援センター、フォスタリング機関、社会的養護の全ての関係者は、アタッチメント、トラウマ、子どもの発達について教育を受けなければならない。
たとえ自分の子どもにとって素晴らしい親であったとしても、虐待、ネグレクト、トラウマなどの逆境体験を経験した子どもにとって素晴らしい親に慣れるとは限りません。このような子どもとかかわる里親や養育者、関係者は特別なスキルを教えられ、支援される必要があります。
5. 里親は、子どもについての全ての情報を伝えられるべきである。
里親の情報の扱いに不安があるという理由で、里親に子どもについての情報を渡さないことがあります。しかし、里親は子どもにかかわる専門家チームの一員としてみなされるべきであり、毎日を一緒に生活する里親が子どもの過去のトラウマなどを理解することで、子どもたちにより良い養育をすることが可能になります。
6.里親は子どもについてのケースプランに参加する権利があり、児童相談所は里親の意見を聞くべきで、またそれが考慮されるべきである。 一般的に一緒に生活している親が子どもについて最も多くの情報を持っており、それは里親も同じです。
子どもに関する決定を里親がいないところで行ってしまったら、子どもにとっても害が及びます。一方で、里親も子どもに感情的にコミットし、子どもたちが何を必要としているのか、どうすれば社会的養護から抜け出せるのかを理解する必要があります。
7.子どもが里親家庭から移行した後も、子どもが望めば里親に会えるようにする。
子どもが数か月、時には数年間も一緒に暮らした人と、一度家を去ったら二度と会う事はできないという事は、子どもにとって望ましくありません。子どもが他の里親家庭にいった後や、実親家庭に戻った後も、可能な限り里親と子どもがコンタクトを取れるようにするべきです。子どもが頼りにして人が人生から消えることは、子どもに悪い影響を与える可能性がありますし、子どもは里親が委託費を支払われている時だけしか自分を気にかけていないのだ、と思ってしまうかもしれません。
8.子どもにとって素晴らしい家族となるためには、里親が必要とするあらゆる支援を提供することが重要である。特に、新しい里親への研修や支援を、経験のある里親が担う体制づくりが望ましい。
児童相談所や里親支援センターが里親の研修を担う事が多いかもしれませんが、彼らの仕事はそもそも里親と違います。新人の医師や弁護士が、ベテランの医師や弁護士から仕事を教えてもらうように、里親になるための研修や支援は、すでに里親の経験がある人が必要です。
9.里親に何を期待しているのか、また何をしてはいけないのか、できる限り具体的に説明する。
パートナー・ファミリー
QPIでは、里親は実親と協働するパートナーであると考え、パートナー・ファミリーという呼称を使っていく予定です。
アメリカにおけるQPIの取り組み
QPI(Quality Parenting Initiative)は、アメリカの弁護士キャロル・シャウファー(Carole Shauffer)氏によって創設され、ユース・ロー・センターがアメリカで実施している、里親制度の改革を目指す全国的な運動です。QPIは2008年にフロリダで開始し、現在は、カリフォルニア、ネバダ、コネチカットなど10州、80のサイトに広がっています。
各自治体やQPIチャンピオンと呼ばれるQPIの普及推進を担う人材の養成や、オンライン研修の提供、ニュースレターの発行、年に1回のQPI大会の開催等を実施しています。

各自治体やQPIチャンピオンと呼ばれるQPIの普及推進を担う人材の養成や、オンライン研修の提供、ニュースレターの発行、年に1回のQPI大会の開催等を実施しています。
