2025/10/06
大阪府で、里親リクルート研修を実施しました
2025年9月2日と3日に、大阪市の里親支援センターおむすびにて、大阪府の里親リクルート研修を開催しました。
今回の里親リクルート研修は、こども家庭庁の「令和7年度里親制度及び特別養子縁組制度等広報啓発事業」を朝日新聞社が実施主体となり、その中で当機構が協力団体として実施するものです。
この事業に応募され、採択された自治体のひとつが大阪府です。
今回の研修には5つの里親支援センター、そのほか子ども家庭センター(児童相談所)、そして家庭支援課から、計19名が参加。家庭養育支援機構からは、メインファシリテーターの津田さんと、3名のファシリテーターが参加しました。
大阪府は縦に長く、みなさん遠方から参加されていて、車で片道1時間半かかるという参加者もいらっしゃいました。なお会場をお借りした里親支援センターおむすびは大阪市に事務所はありますが、吹田市、高槻市、茨木市などを担当されています。
グループ内での自己紹介のあと、メインファシリテーターの説明から研修が始まりました。
里親を募るときの課題を考えつつ、デザイン思考の3つのツールである、ペルソナ、ジャーニーマップ、中間指標を使ったワークを通して、グループごとに意見を出し合いました。
この研修の重要なポイントは、潜在里親の気持ちに寄り添いながら、どのようにしたら多くの人に里親に関心をもっていただき、里親になってみようと思っていただけるかにあります。
参加者のみなさんは、日々、里親に関心があるという人、もしくは里親を実際に募集することに対応していらっしゃいます。次から次へと里親を募るアイディアなどが出てきて、議論も活発になされていました。
休憩時間には、お互いの機関の状況を話して、情報共有の場にもなっていました。
そして2日目最後に行った、それぞれのグループで考案した施策の発表は、どれも独創的で大阪らしさもあり、発表時間が足りなくなりそうな状況でした。
2日間という短い時間の中ではありましたが、濃密な研修ができたのではないかと思います。
この研修に参加したことで、参加者のみなさんにとって何かお役に立つことがあれば、機構としてはうれしい限りです。(坂本純子)