賛助会員入会案内

2025/03/17

NEWS

ホームゲームにご招待

――株式会社GWCは、里親家庭の子どもをバスケットボールのホームゲームに招待する機会をつくり、2シーズンに渡り実施予定です。管理部の杉浦綾子様に、そのあたりのお話をうかがいました。

***

 株式会社GWCには、アースフレンズ東京Zというプロバスケットボールチームと、アースフレンズBMというハンドボールのチームがあります。

 昨シーズン、東京都品川区の児童相談所のフォスタリング機関の方より、里親、里子のことを広く知ってほしいので、何かご協力いただけないでしょうか、というご連絡をいただきました。

 そこで、バスケットボールのホームの試合のとき、スポンサー企業様のご協力でキッズドリームシートを設けているのですが、里親さんと里子さんをホームゲームにご招待する、というものです。スポーツを通じて、夢と希望をもってほしいという想いがこめられています。昨シーズンは何回かご招待して、計14組、様々な年齢のお子さんが参加されました。

 また、ホームゲームのときにフォスタリング機関の方にブースをお貸しして、「さとぺん」(東京都の里親を広報するキャラクター)とともにコラボグッズを作り、広く、多くの方に里親を知っていただきました。

 里親のことに取り組もうと思ったのには、2つ理由があります。

最初、社内でも里親制度については知らない人が多く、なぜ、うちの会社にお話しがあったのだろう、という意見もありました。その後、まず、このことは社会貢献になるのではないかと考えました。また、私たちのビジョンに、ダイバシティ社会の実現に向けての一助になる、と掲げています。多様性を認め合うこと、里親制度を認知してもらうことも、私たちのビジョンに当てはまると思ったからです。そしてSDGsも支援していて、障がいのある方が試合を観戦できるようなユニバーサルシートも設けてきたという背景もありました。そのことからも、協力することになりました。

 もうひとつ、私たちは以前より、地域に根づいた活動をすることに力を入れてきていて、とくに地元の子どもたちをサポートしたいと考えてきました。子ども食堂もやっています。また地域の祭りなどには、選手も出て、シュートチャレンジという企画をして、その場で、子どもたちに選手とふれあってもらっています。このことがきっかけで、子どもたちがバスケットボールに関心をもってもらえたらと希望しています。そして、選手たちはふだん、ストイックに練習をしていますが、子どもたちとかかわることでで、選手自身もバスケットボールの新たな魅力にも気づき、なぜ自分が小さい時にプロをめざしたのかを子どもたちに知ってほしいとも思ったようです。

 子どもへのサポートは、いままでにお話ししたもののほか、スポンサー様の協力のもと、バスケットボールを作って学校などに寄付したり、バスケットボール教室を地元でひらいたりしています。

 キッズドリームシートへ里子さんを招待する活動は、今シーズンも行いたいと考えています。子どもたちにバスケットボールを目の前で見てもらい、その体験を通じて将来に夢をもってもらえたら、と思い、活動を続けています。
(構成 坂本純子)